北総ライノスで取り組む「ELBAS(エルバス)」というプログラムがあります。先日、本格的に始める前のトライアルとして、子どもたちと実際にやってみました。

聞き慣れない名前だと思います。この記事では、ELBASとは何なのかを、実際の練習の様子を交えながら、できるだけ具体的に説明します。

バスケットボールを知らない方にも分かるように書いていきます。

この記事でわかること

  • ELBASがどんなプログラムなのか
  • 誰が、どんな考え方でつくったのか
  • 実際の練習の進み方とドリルの例
  • 普通のバスケットボール教室との違い

ひとことで言うと

ELBASとは、「ミニバスの前のバスケットボール」です。

バスケットボールを始めたばかりの子どもが、最初に通る場所。そう考えていただくのが、いちばん近いと思います。

ポイントは3つ

  1. バスケットボールの技術を教え込むプログラムではない
  2. バスケットボールを通じて、動く力・考える力・人と関わる力を育てるプログラムである
  3. 思いつきや経験則ではなく、国際的な育成の考え方と、子どもの発育の研究に基づいてつくられている

対象は、おもにU10(10歳以下)の子どもたちです。

ただ、それだけではありません。中学生・高校生の練習のはじめ(アイスブレイク)に使うこともできますし、始めて2年以内くらいの初心者の選手には、年齢に関係なく効果があると私たちは考えています。

ライノスコーチライノスコーチ
「バスケットボール教室」というより、「バスケットボールを道具にした、子どもの土台づくりの時間」と言った方が近いかもしれません。

誰がつくったプログラムなのか

もとになったのは、イタリアのクレモニーニコーチのプログラム

ELBASのもとになっているのは、イタリアのマウリツィオ・クレモニーニコーチが、イタリアで行っている子ども向けのプログラムです。

クレモニーニコーチは、FIBA(国際バスケットボール連盟)が子ども向けに掲げる「イージーバスケットボール」に携わった人物で、ヨーロッパ各地でFIBA主催のミニバスケットボールのクリニックを数多く行ってきました。イタリアのミニバスケットボールの世界では、長く理論を積み上げてきた指導者です。

イージーバスケットボールの考え方を簡単に言うと、小さい子どもに、大人と同じバスケットボールをやらせないということです。

子どもの体に合わせてボールを小さくし、ゴールを低くし、ルールをやさしくする。「正しいフォームで打ちなさい」と教え込むより先に、ボールと体に慣れ、動くことを楽しむ。

クレモニーニコーチがこの考え方をもとにイタリアで行っているプログラムを、日本の子どもたち向けにつくったものが、ELBASです。

日本には、GBNセミナーを通じて

日本にこの考え方を届けたのが、東頭俊典さんです。2026年現在、B.LEAGUEの信州ブレイブウォリアーズでアシスタントコーチ兼通訳を務めている方です。

東頭さんはクレモニーニコーチとのつながりから、合同会社ELPISが主催する「GBNセミナー」で、その理論を日本の指導者に紹介してきました。この記事で紹介する練習の考え方も、多くはこのセミナーで語られた内容です。

GBNセミナーは、アーカイブ(録画)を購入して見ることもできます。クレモニーニコーチの回は、記事の後半で紹介しています。

そして、その理論を日本の現場で実際に使える形にしているのが、ELPIS認定ドリルマスターであり、ELBASの第一人者である高橋朋也さんです。

つまりELBASは、一人の指導者の経験談ではなく、国際的に共有されている育成の考え方を、日本の体育館でそのまま実行できる形にしたプログラムです。

なぜ、こうしたプログラムが必要なのか

日本のバスケットボール界では、「どう教えるか」についての学びの場は増えてきました。声のかけ方、子どもへの接し方、安全の知識。指導者向けの研修も充実しています。

一方で、「何を、何歳で、どの順番でやるか」をまとめた体系は、あまり共有されてきませんでした。

その結果、何が起きるか。受験の5教科にたとえると分かりやすいと思います。

  • Aチームは「数学」だけを徹底的に教える
  • Bチームは「国語」と「社会」が得意
  • Cチームは「理科」ばかり

子どもたちは、たまたま入ったチームの「得意教科」だけを学ぶことになります。ゾーンディフェンスしかやったことがない。ピック&ロールという言葉を知らない。そんな偏りが、中学・高校まで続いてしまう。

ヨーロッパでは、年代ごとに「何をやるか」が決まっていて、10歳ごろまでに一通りを学び終えます。

ライノスコーチライノスコーチ
足りなかったのは「どう教えるか」ではなく、「何をやるか」の体系だった。ELBASは、その体系にあたるものです。

ELBASが育てる「4つの力」

ELBASが育てようとしているのは、次の4つです。

育てる力具体的には
体を動かす力走る、止まる、跳ぶ、捕る、ボールを扱う。思い通りに体を動かせること
見て、判断する力今どこに誰がいるか。いつ動くか。何を選ぶか
自分で決める力言われたから動くのではなく、自分のタイミングで動く
人と関わる力仲間と合わせる。相手との駆け引きをする

大事なのは、この4つをバラバラに練習しないということです。

日本の練習では、ドリブルの時間、シュートの時間、ディフェンスの時間、と区切って練習することが多いと思います。ELBASでは、1本の練習の中に、4つが全部入っています。

たとえば後で紹介するドリルでは、子どもはドリブルをしながら(体を動かす力)、周りを見て(判断する力)、自分のタイミングで仲間の名前を呼び(自分で決める力)、呼ばれた子と距離を取り合う(人と関わる力)、ということを同時にやっています。

いちばんの特徴:「教えない」

ELBASの練習を見ていて、いちばん驚かれるのがここだと思います。

コーチは、ほとんど技術を教えません。代わりに、その技術が必要になる「状況」をつくります。

具体例で説明します。

例1:「顔を上げなさい」と言わない

バスケットボールでは、ドリブル中にボールばかり見ていると、周りが見えません。だから多くの練習では「顔を上げろ!」と声をかけます。

ELBASでは、言いません。代わりに、顔を上げないと成立しないルールにします。

たとえば、全員がドリブルをしながらコートの中を動き回り、誰かの名前を呼んで近づいていく、という練習。顔を上げていなければ、誰がどこにいるのか分かりませんし、人にぶつかってしまいます。子どもは注意されたからではなく、必要だから顔を上げます。

例2:クロスオーバーを教えない

クロスオーバーは、ドリブルで左右に方向を変える技術です。普通なら「こうやって持ち替えるんだよ」と見本を見せて、反復練習をします。

ELBASでは、持ち替えないと抜けない状況をつくるだけです。

実際にGBNセミナーで紹介された映像では、ある子が右手で後ろにパスを出し、左手でクロスオーバーをして持ち替え、そのままシュートまで行きました。この動きは、誰も教えていません。状況の中で、その子が自分で見つけた動きです。

ライノスコーチライノスコーチ
自分で見つけた動きは、言われてやった動きより、ずっと深く身につきます。

例3:コーチが「ゴー!」と言わない

多くの練習では、コーチの合図で子どもが動き出します。「よーい、スタート!」の形です。

ELBASでは、これを避けます。なぜなら、合図で動くと、子どもは「いつ動くか」を考えなくなるからです。スタートのタイミングは、子どもが自分で決めます。小さなことに見えますが、この積み重ねが「自分で決める力」になります。

例4:給水休憩も、自分で決める

「全員集合、水分補給!」と一斉に休むのではなく、自分の判断で水を飲みに行く仕組みをつくります。コートの隅に「ウェイティングルーム」のような場所をつくり、疲れたら自分でそこに行き、回復したら自分で戻ってくる。

自分の体の状態を自分で判断する。これも立派な学びです。

例5:「いちばん強いチームが勝ち」にしない

ゲームでの勝ち負けの決め方も工夫します。たとえば、「前回の自分たちより点が伸びたチームが勝ち」というルールにする。

すると、経験者も初心者も同じ土俵に立てます。比べる相手は、他人ではなく昨日の自分。初めての子が「自分にはできない」と感じる場面を、できるだけ減らしていきます。

1回の練習は、どう進むのか

ELBASの練習は、3つのパートでできています。

練習の3つのパート

  1. アクティベーション(練習の35〜40%)
  2. セントラル(30%)
  3. ファイナル(25〜30%)

① アクティベーション(練習の35〜40%)

全員が動き出し、体と頭に刺激を入れるパートです。

ここで驚かれるのが、練習全体のいちばん多くの時間を使うということです。よくある「最初の5分だけアップ」とは、まったく別物です。全員にボールを持たせ、コート全体を使い、常に動かし続けます。

この時間の中に、ドリブルも、周りを見ることも、仲間との関わりも、全部入っています。

② セントラル(30%)

その日のテーマに向き合う中心のパートです。少人数に分かれ、1対1や2対2のような形で、見て、判断して、動くことを繰り返します。

③ ファイナル(25〜30%)

ゲームです。実は、いちばん時間が短いパートです。ゲームのためのゲームではなく、その日やったことが実戦で出てくるかを確かめる時間、という位置づけです。

2〜3分ごとに、少しずつ変える

小学生は、同じことが5分も続くと集中が切れます。そこでELBASでは、2〜3分ごとに内容を少しだけ変えます。

  • 動く向きを変える
  • ボールの数を増やす
  • 条件をひとつ足す(「ドリブルは左手だけ」など)

まったく新しいことを始めるのではなく、同じドリルに小さな変化を加える。それだけで、子どもの集中は戻ってきます。

実際のドリルを見てみましょう

言葉だけでは伝わりにくいので、実際のドリルを1つ紹介します。アクティベーションでよく使うものです。

「スペースの奪い合い」

準備:全員がボールを1つずつ持ち、コートの中に散らばります。

やり方

  1. 全員が同時にドリブルを始めます。順番待ちの子は一人もいません。
  2. 好きなタイミングで、誰かの名前を呼びます。「〇〇くん!」と呼んだら、その子に向かってドリブルで近づいていきます。
  3. 呼ばれた子は、下がりながら距離を保ちます。近づかれた分だけ下がる。ただし、コートの外には出られません。
  4. 1〜2分ごとに、コーチが条件を足します。「フォロー!」(呼んだ子についていく)、「チェンジ・ザ・ボール!」(相手とボールを交換する)など。

これだけです。ルールはシンプルですが、この中で子どもは次のことを同時にやっています。

  • ボールを見ずにドリブルする(体を動かす力)
  • 誰がどこにいるかを把握し、空いている場所を探す(見て、判断する力)
  • 誰を呼ぶか、いつ動くかを自分で決める(自分で決める力)
  • 相手との距離を取り合う(人と関わる力)
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子どもから見れば、ずっと鬼ごっこのような遊びをしているだけです。「ドリブル練習をさせられている」という感覚にはなりません。

同じドリルでも、年代で変える

このドリルは、低学年でも高学年でも使えます。変えるのは条件です。

年代条件
低学年(U9)名前を呼んで近づく、下がって距離を守る。ここまで
高学年(U11)ボールを2つに増やす、コート全体を見る条件を足す、動きながら持ち替える

同じドリルでも、求めるものを変えることで、どの子にもちょうどいい難しさになります。

実際の現場を見てきました ― 山梨・アエラスポーツアカデミー

ここからは、私が実際に見てきたELBASの現場の話をさせてください。

訪ねたのは山梨県。先ほど紹介した、ELPIS認定ドリルマスターでありELBASの第一人者である、高橋朋也さんの現場です。高橋さんは、「総合型地域スポーツクラブ」を運営するアエラスポーツアカデミーに勤め、学校の体育授業への外部派遣から、学童、地域のバスケットボールスクールまで、幅広く子どもたちと関わっています。

この日のメニュー

① 鬼ごっこ

大人4人が鬼になり、子どもたちが逃げる。ただそれだけです。

高橋さんもおっしゃっていましたが、日本の鬼ごっこは本当によくできています。

  • 物語がある(鬼から逃げる)
  • ルールを誰もが知っている
  • いろいろな運動の要素が入っている
ライノスコーチライノスコーチ
私も鬼として参加しましたが、子どもたちは鬼をよく見ていて、切り返しやスピードの緩急を自然に使っていました。侮れないな、と思いました。

② スイッチ

ドリブルをしながら自由に動き回り、コーチが「スイッチ!」と言ったら、今持っているボールを床に置いて、別のボールを拾いに行くというメニューです。

やっていることを分けると、ドリブルをする → 指示を聞く → 周りを見てボールを探す → どのボールを取るか自分で決める、という流れになります。とても簡単なメニューですが、体を動かす力・自分で決める力・周りを見る力が、バランスよく入っています。

③ トラック

フラフープを持っている人(ドライバー)と、ドリブルをしている人がコートを自由に動き回ります。コーチが「トラック!」と言ったら、ドリブルしている人がドライバーの後ろについていき、連なって「トラック(トラック=車)」になる、というメニューです。

ドリブルをしながら周りを見て、誰についていくかを自分で決め、さらに相手の動きに合わせてついていく。設定はシンプルなのに、いろいろな要素が自然に混ざっていました。

④ シュート練習

あるゴールでシュートを決めたら、別のゴールへ移動する、というドリルです。ここにも工夫がありました。

  • 列をつくらない(自分でタイミングを見てシュートに行く)
  • どのゴールで打つかは、自分で決める
  • 前回より上達した点を認める(他人ではなく、成長に目を向ける)

一見シンプルなのに、ここまで紹介してきた考え方が、どのドリルにも一貫して入っている。そこがいちばん印象的でした。

子どもたちは、ずっと楽しそうでした

結果はどうだったか。子どもたちは、終始楽しそうで、とにかく散々動いていました。

ライノスコーチライノスコーチ
バスケットボールが好きで集まったわけでもない、やる気もバラバラの1・2年生が、です。「並びなさい」「話を聞きなさい」と言い続けなくても、練習は進んでいきました。

北総ライノスで、トライアルをやってみました

実は北総ライノスは、ELBASと企業契約を結んだ第一号のクラブです。

本格的に取り組む前に、まずはトライアルとして、子どもたちといくつかのドリルをやってみました。そのときの様子を、簡単に紹介します。

ラッシュ(Rush)

  1. 全員がドリブルで移動して、シュートを打つ
  2. 1本打ったら、反対側のゴールへ向かう

これだけです。列はつくりません。みんなが同時に動いている“カオス”の中で、自分のタイミングを見てシュートに行きます。

運動量がとにかく多い。そして、その中で「今行くか、少し待つか」を自分で選び、人とぶつからないようにドリブルをする必要があります。

途中にフラフープを置いて「回ってからシュート」「フラフープの中に一度ボールを置いてからシュート」といったアレンジもできます。

キャッチ&ゴー(Catch & Go to the Basket)

2人組で行うドリルです。コートの横のあたりにボールを2つ置いておき、2人が一緒に動いたあと、合図のタイミングで同時に自分のボールを取り、どちらが先にシュートを決めるかを競います。

2つのバージョン

  • スピン:一方が「攻める役」になり、もう一方はその子についていく。くるっと回り込んでからボールを取りに行く形
  • ミラー:2人が横に並び、片方の動きを、もう片方が鏡のようにまねをする。そこから同時にボールを取りに行く形

やってみて驚いたのは、こちらが何も言わなくても、子どもたちの行動が変わっていくことでした。

  • 相手との距離の取り方を考え始める
  • 駆け引きが生まれる(フェイントをかける、タイミングをずらす)
  • スタートのタイミングを、自分で決めるようになる

さらに、「攻める役」が決まっている形(ELBASでは「パワーゲーム」と呼びます)にすると、「次、どっちが攻める?」という会話が自然に生まれます。ふだん話さない子同士の交流も起きました。

ライノスコーチライノスコーチ
反対側のゴールの子とシュートのタイミングがかぶってしまったときには、少し離れた位置から打つ子も出てきました。誰にも教わっていない状況判断です。

コーチの役割は「教える人」ではない

ここまで読んでいただくと、コーチが何をしているのか気になると思います。

ELBASでのコーチは、教える人というより、場を回す進行役です。ルールを示し、時間を区切り、条件を足し、子どもを見る。

コーチに必要な5つの力

  1. 観察する ― ドリルの狙いを分かったうえで、いちばん見える位置に立つ
  2. 聴く ― 主役は子ども。子どもの話を最後まで聞く
  3. 見極める ― 何がうまくいっていないのか、その原因は何かを突き止める
  4. 訂正する ― 言葉で直すだけでなく、練習の組み方や道具そのものを変える
  5. 強化する ― 前向きな言葉で、できたことを認める

4つ目が、ELBASらしいところです。子どもがうまくできないとき、その原因がコーチの出した課題の方にあると考えます。難しすぎたのかもしれない。人数が多すぎたのかもしれない。だから、子どもを直すのではなく、練習の方を変える。

「人を育てる」という考え方

ELBASには、練習を組み立てるときに必ず押さえる3つの視点があります。

3つの視点

  • 全員のために(インクルージョン) ― 来た子は全員受け入れる。全員が常に動き、関わっている状態をつくる
  • バスケットボールのために(ファンクショナリティ) ― 楽しいだけの遊びで終わらせず、競技につながる動きを育てる
  • 人生のために(エデュケーショナル) ― バスケットボールを離れたあとにも残る力を育てる

3つ目について、もう少し説明させてください。ELBASが大切にしている言葉が3つあります。

  • 責任感 ― 自分の役割を、最後までやり切る
  • 自律 ― 自分で考えて決める。考えなくても体が動くまで身につける
  • 協力 ― 仲間と力を合わせる

これは人として大切な力であると同時に、そのまま良い選手の条件でもあります。自分の役割を果たし、自分で判断して動き、仲間と連携できる選手。どのレベルでも求められる力です。

ライノスコーチライノスコーチ
ELBASは、人として育つことと、うまくなることを、切り離して考えません。

普通のバスケットボール教室との違い

ここまでの内容を、表で整理します。

よくある練習ELBAS
最初にやることシュートやドリブルの反復全員が動き回るドリル
コーチの言葉「顔を上げろ」「こう持ち替えろ」その動きが必要になる状況をつくる
動き出しコーチの合図子どもが自分で決める
休憩全員一斉自分の判断で水を飲みに行く
勝ち負けいちばん強いチームが勝ち前回より伸びたチームが勝ち
待ち時間列に並ぶ時間がある全員が動き続ける
育てるもの技術体を動かす力・判断する力・自分で決める力・人と関わる力

どちらが正しい、という話ではありません。ただ、バスケットボールを始めたばかりの子にとって、どちらが向いているか。ELBASは、その入口の時期に特化してつくられたプログラムです。

北総ライノスでのELBAS

トライアルを経て、北総ライノスではELBASに本格的に取り組んでいきます。

はじめてバスケットボールに触れる子が、週1回から参加できます。そこで体の動かし方と、見て判断する力の土台をつくる。そのうえで「もっとやりたい」と思ったら、地域のミニバスへ進んでいく。すでにミニバスに入っている子が、土台づくりのために週1回通うこともできます。

スキルクラスやゲームクラスは、これまでどおり続けています。ELBASは、その前の段階、バスケットボールとの最初の出会いの部分を担います。

北総ライノスは、千葉県北総地域を拠点とする3人制(3×3)のプロバスケットボールチームです。小中学生向けのバスケットボールスクール「MINI RHINOS」や、U-15のクラブチーム「RHINOS CLUB」も運営しています。くわしくは公式サイトをご覧ください。

もっと知りたい方へ:クレモニーニコーチのGBNセミナー

ELBASのもとになったプログラムを行っている、クレモニーニコーチ本人から学べるのが「GBNセミナー」です。アーカイブ(録画)を購入すれば、あとから見ることができます。

クレモニーニコーチは、イタリアバスケットボール連盟ミニバスケット部門の技術責任者です。1996年には、イタリア最優秀ミニバスケット指導者「トリチェリ」賞を受賞しています。

ライノスコーチライノスコーチ
ELBASの「なぜ、こういう練習をするのか」を、もっと深く知りたい方におすすめです。

① 子どもたちの主体性を育むドリル①(U9)

「育成年代スペシャル③ 〜具体的ドリルを学ぼう!〜」シリーズの1回目です。テーマは「イタリアの育成 〜子どもたちの主体性を育むドリル①(U9)〜」。

開催日2023年4月12日
講師マウリツィオ・クレモニーニ
ファシリテーター・通訳東頭俊典
所要時間2時間12分
価格3,000円(税込)
視聴期間購入日から45日間

② 子どもたちの主体性を育むドリル②(U11)

同じシリーズの2回目です。テーマは「イタリアの育成 〜子どもたちの主体性を育むドリル②(U11)〜」。①とあわせて見ると、この記事の「同じドリルでも、年代で変える」の部分がよく分かります。

開催日2023年4月24日
講師マウリツィオ・クレモニーニ
ファシリテーター・通訳東頭俊典
価格3,000円(税込)
視聴期間購入日から45日間

2026年10月時点で、販売ページに「売り切れ」の表示がありました。購入できるかどうかは、販売ページで確認してください。

③ ミニバスはバスケットではない!〜FIBAのミニバス指導の最先端〜

クレモニーニコーチが、再びGBNセミナーに登壇した回です。世界の現場のいまの様子や、ミニバスから大人のバスケットボールへ移っていく時期をどうつないでいくか、といったミニバス指導の最先端がテーマです。

開催日2025年10月22日
講師マウリツィオ・クレモニーニ
所要時間2時間45分
価格3,000円(税込)
視聴期間購入日から30日間
ライノスコーチライノスコーチ
「ミニバスはバスケットではない」という言葉は、この記事で紹介した「小さい子どもに、大人と同じバスケットボールをやらせない」という考え方につながっています。

価格・視聴期間・販売状況は、2026年10月時点で販売ページに書かれていた内容です。購入する前に、必ず販売ページで最新の情報を確認してください。

まとめ

ELBASのポイント

  • ELBASは、バスケットボールを始めたばかりの子どものための、世界基準の育成プログラム
  • FIBA(国際バスケットボール連盟)の育成の考え方と、イタリアのミニバスケットボールの理論からできている
  • 技術を教え込むのではなく、その技術が必要になる「状況」をつくる
  • 体を動かす力、見て判断する力、自分で決める力、人と関わる力を、同時に育てる
  • 子どもから見れば、ずっと楽しい遊びの時間
  • 人として育つことと、うまくなることを、切り離さない
ライノスコーチライノスコーチ
バスケットボールは、人を育てるための道具です。その真ん中にいるのは、いつも子ども自身だと、私たちは考えています。